九重雜賀(和歌山)

Kokonoesaika Co., Ltd.

まっとうな酢、まっとうな酒、時をこえる。

私たちの伝承と挑戦は、つぎの100年も変わらずつづく。


信長を退けた、戦国最強の兵団

「雜賀孫市」——それは、知る人ぞ知る戦国無双の傭兵集団「雜賀衆」を率いた頭領の名前。

だれにも支配されず、当時最先端の鉄砲をあやつり、おのれの力と技のみを頼りに活躍。あの織田信長軍をも苦戦させ、「雜賀衆を味方にすれば必ず勝ち、敵にすれば必ず負ける」といわれてきました。

やがて時は流れ、地元・紀州で雜賀孫市の血筋を継ぐ末裔によって開かれた蔵が、「九重雜賀」です。

伝統の「赤酢」を醸す、日本屈指の大木桶が並ぶ酢蔵

「お寿司の発祥の地」と云われるこの和歌山県で創業百余年、紀州屈指の蔵元「九重雑賀」の原点といえるのが、高さm超えの30石大木桶で醸される「赤酢」です。そして赤酢の原料となるのが、日本酒の「酒粕」なのです。九重雜賀では酒粕を3年以上熟成させたのち、さらに30石大木桶で120日以上も発酵・熟成させるという、手間も時間もかかる伝統製法を継承しております。

そして原料の酒粕をもたらす日本酒や、そのもとになる米づくりから取り組むなど、品質向上のための進化をつづけています。かくして九重雜賀は「食酢」と「日本酒」を同じ敷地内で醸す、日本で唯一の蔵元となりました。

専門家の方いわく、蔵の大木桶に棲んでいる酢酸菌は「九重雜賀の蔵オリジナルの酢酸菌になっている」とのこと。長い伝統に育まれた酢酸菌と、原料から造るこだわりが、九重酢ならではの奥深いコクとまろやかさを生み出しています。九重雜賀の食酢は、お酢の概念を変える逸品。寿司店、料亭などの一流料理人からも厚く支持されています。

米を活かす技を磨きぬき、他にない、より良い酒を追求

九重雑賀の酒づくりは、昭和初期からはじまりました。ひとつは「よい酢をつくる、よりよい酒粕を自分たちで手に入れる」ため。そしてもうひとつが、「料理の要をつくる蔵として、食事にあう日本酒をつくりたい」さらに「お寿司の発祥の地」と言われる和歌山で酢と酒を醸す稀有な蔵である、九重雜賀にしかできない「おすし」に合う酒をつくりたい。

そのような想いから、発酵の技を活かし、原料米にこだわり、ついには招聘杜氏の力を借りず、社員だけによる酒づくりを実現しました。毎年研鑽をつづけてきたその成果が、国内外のコンクールでも高く評価されています。

米を知り、酒粕を知り、醸造を知り尽くす九重雜賀ならではの、唯一無二の酒、ぜひご賞味ください。